こんにちは
2児の子持ちがんサバイバーのまことです。
前回、病名が正式に判明する前までした。
病名の告知
大阪の時に医者からの話で、癌である可能性が示唆されていたので
ある程度の覚悟はできていましたが
改めて癌であること。
正式には「肝門部胆管癌」であることが言われました。
ステージは3でした。
胆管部が慢性的に炎症を起こしたことで癌になり、
十二指腸に落ちるはずの胆汁がうまく落ちずに体をめぐることで
痒みや便の配色、尿の褐色に黄疸が引き起こされて
ビリルビンの数値を増加させていたということでした。
鼻管をしているので、黄疸の数値を下げて
手術をするという形で目指すゴールを設定して終わった覚えがあります。
症状が認識できていた時点で早く病院を受診していれば
早く判明したのにという気持ちもありました。
半年前に会社から健康診断を受けるように言われて
受診していましたが
検査結果には特に異状がなかったので
そのあとに劇的に変化が起こったんだなと思うばかりでしたが
手術で何とかなるだろうという気持ちが強かったです。
実際目指すところが手術であったので
なったことは仕方ない、あとはいかにして治すかといった
こんなことが頭をめぐってました。
肝門部胆管癌は年齢として
40~70代の方になるとのことですが
当時私は30代でした。
年齢的に若く、病気になるにもまだ先の年齢の気もするし
なんだったら高齢になってから付き合うものだと思っていました。
この病気が若くして起こったことが
私の生まれ持った体の特徴が影響しており、
そのことを生まれて初めて知ることになりました。
体の特徴
それが「合流異常」という症状でした。
生まれて初めて知りました。
数千人に一人発生するかという事案のものなんですが
そもそも合流異常とは何ってことです。
肝臓で作られる胆汁と膵臓で作られる膵液が
それぞれ胆管と主膵管を通り十二指腸内に排出されます。
正常では、胆管と主膵管の合流箇所には膵液が胆管に逆流しないように調節されまが、

合流異常では、膵液が胆管や胆のうに逆流し、
胆管炎、胆石、胆道癌(がん)が起こりやすくなります。

言葉だけでは伝えにくいので図解を用いました。
ちなみに、特に病気もなく合流異常が判明している場合
胆道癌になる前に、膵液が総胆管に逆流しないようにする手術をするか、
もしくは、胆管癌のリスクがあまり高くないとなどは、
予防的に胆のうを取り除く手術か経過観察していくかが一般的だそうです。
いずれにせよ手術が絡むため疾患理考える必要があります。
とはいえ私の場合は鼻に管を入れる処置のときに判明するといった具合なので
この場合は、癌の幹部と胆のうを手術にて切る予定です。
いずれにしても特異体質なんだな~なんて思い
少しだけ優越感がありました。
寝れない&発熱
新型コロナの影響もあって面会は全くできない状態でしたが
医者との面談は妻同席のもとの無事終わりました。
お互い気をしっかり持ちつつ
病棟の扉の前で別れました。
その後することもなかったので就寝しました。
鼻管を処置した際に熱が出るとの話でしたが
発熱が2~3日続きました。
それよりつらかったのが鼻の管の違和感で寝れなかったことです。
うとうとがくると鼻の違和感に慣れずせき込んで寝れなかったり
少し寝れるんですが、すぐ目が覚めてしまうことを繰り返し
数日間続きました。
しかも鼻管に慣れた後も
寝れないときがあり院内処方で睡眠導入剤をもらって
寝るようにしていました。
ここまでが東大病院に入院してから3日間ぐらいの動きでしたが
次回は術前の肝臓の肥大化や別の検査などについて書きたいと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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